@DTP Transit さんにセミナーでご紹介いただきまして!お礼スクリプトです(お中元みたいだ…)
39


拝啓 DTP Transit様
いつもお世話になっております。GOROLIB DESIGNです。

貴殿のセミナーにて当方のブログをご紹介いただいたようで、改めまして御礼申しあげます!

さて「アートボードの10mm内側にガイド作成する」という定型フローがあるので…というエントリーを拝見し、

解決できそうなので、お礼のスクリプトとして無料公開いたします。どうごご利用くださいませ。お役に立てれば幸いです。

(クリックで動きます)
タイトルなし

10

<スクリプトファイル名>
 
(無料ダウンロードできます)


<使い方>
(1)ガイドを引きたいアートボードをアクティブにします
(2)このスクリプトを起動します。


<仕様>
(1)アクティブアートボードの座標を出します。
(2)アートボードからオフセット値10ミリになるように長方形を描きます。
(3)その長方形をガイドにします。


■カスタマイズのキモっ!


今回のカスタマイズのキモとして、
(1)マージンの値を変更してみる
(2)ガイドにしない
をご案内いたします。


(1)マージンの値を変更する
━━━━━
今回のカスタマイズのキモは、マージンの値。
7行目の
 
D1 = 10/ptEQ

の「10」がまさに10ミリを表しています。ここを15にすれば、

D1 = 15/ptEQ

マージンは15ミリになります。

ptEQは何かというと、ポイントからミリへの換算値です。
小数値でやってもいいのですが、あんまりビューティフォーじゃないので、そもそもの単位変換である

72ポイントで1インチ、1インチは25.4ミリ

を計算式にしています。



(2)ガイドにしない
━━━━━
なお、この長方形をガイドにしないことも可能です。

15行目の
NEW.guides = true
を行ごと削除してください。ふつうに線として描画されます。



■ひとつしかないのになぜ変数名に1をつけるの?



さて、他の方から「変数になぜT1、L1などと数字をつけるのか?(ひとつしかなくても)」というご質問がありました。

深い意味はないのですが、「T」よりも「T1」のほうが、検索・置換がやりやすいからです。あとで変数名を一括変更することがよくあるので…。

なかなかアルファベット単文字で検索・置換はうまくいかず…。かといって長たらしい変数名もいやなので、そんな感じでお送りしております。


今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

ではでは出羽の海。



※ソースも公開いたします。
━━━━━
DOC = activeDocument
LAY = DOC.activeLayer
ABD = DOC.artboards
RCT = ABD[ABD.getActiveArtboardIndex()].artboardRect

ptEQ = 25.4/72
D1 = 10/ptEQ

T1 = RCT[1] - D1
L1 = RCT[0] + D1
W1 = RCT[2] - RCT[0] - D1*2
H1 = RCT[1] - RCT[3] - D1*2

NEW = LAY.pathItems.rectangle(T1, L1, W1, H1)
NEW.guides = true
━━━━━