■ロゴデザインで実際に行っている手法をスクリプト化しました。

おつかれさまです。GOROLIB DESIGNです。


ただいまアートボード系にドはまりしています(笑)。若干イミフですがアートボード無双になりたいです。


今回はロゴデザインでよくやる手法をスクリプト化してみました。標準ではできそうでできないやつ。
ふたつスクリプトがあります。ダウンロードにてご利用ください。


(A)選択オブジェクトの範囲を新規アートボードにする

(B)選択オブジェクトごとアートボードを複製する


参考:イラストレーターでスクリプトをサクッと起動する方法



■ほかの領域に退避したい!
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ロゴデザインでは要素の一部に手を加えたいとき、ほかの領域に退避したいことがあります。

理由は2種類あって、ひとつはあとで戻すかもしれないから。もうひとつはデザインが混みいってきたので広いところで部分的に編集して戻したいからです。


これを標準でやろうとすると結構めんどうくさいんです。


まず「元に戻す」ということは、同じ位置(前面にペースト)にアートボードtoアートボードでコピペしたいので、実は「元の選択範囲もアートボード化しておく必要」があります。


ないんですよねぇ…標準機能で。

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オブジェクト>アートボードのメニューですと、

「アートボードに変換」…長方形じゃないとだめです。しかもちょいちょいバグ残ってます。おっとバグじゃなくてファンキー仕様でしたね(笑)
参考:アートボードを作成するにはクリッピングマスク以外、または回転させていない長方形を選択してください。な件


「オブジェクト全体に合わせる」…全部のオブジェクトにアートボードをフィットさせます。使わないっす(笑)


「選択オブジェクトに合わせる」…今回の(A)に近いのですが新規ではなく、アクティブアートボードをフィットさせるだけなので、それはそれで困るのです。


■まずは選択範囲をアートボードに


使い方ですが、まずは(A)にて選択範囲をアートボード化してください。
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次に、ちょっと別の広いところで編集したいオブジェクトだけ選択して(B)を起動してください。
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 そうすると、選択したオブジェクトだけを引き連れてアートボードを複製してくれます。
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でなんらか編集を行ったら、またコピペ(前面にペースト)で元に戻します。
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もとのオブジェクトを退避したい場合は、戻す前に(B)を起動しておきます。
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お役に立てれば幸いです!

ではでは出羽の海。



(追記160411)
(B)のスクリプト。複製先のオブジェクトは選択のまま、複製元のオブジェクトは選択解除しました。そのほうが仕事が継続しやすいので…。スクリプトのバージョンは1.1です。
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