■アートボードを新規作成するスクリプトができましたっ!

おつかれさまです。GOROLIB DESIGNです。

長年ほしかった「アートボードを新規作成するスクリプト」ができましたので、ご報告いたします。

ダウンロードにてお願いいたします。
Gorolib_NewArtboard2.jsx

なんだ、ここのことでしょ?
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そうです。ここのことです!これをショートカットで動かしたかったのです。

ただし現時点では標準でどんなにあがいてもできないんですよ…このショートカット。

キーボードショート登録でも、アクション登録でも(メニュー挿入でも)できません。

なので自作スクリプトです。まあいつもどおり「結果を見たら超シンプル」なのですが…。

このスクリプトをものかのさん謹製のSPAiに登録して、ショートカットキーをつけると、待望のワンタッチが可能になります!
SPAi
http://tama-san.com/spai/

サクサクでございます!うひょー!

仕様としては…

(1)いちばん上のアートボードのy座標で、
(2)いちばん右のアートボードのx座標の20ポイント右に、
(3)アクティブアートボードと同サイズのアートボードを作成します

※諸事情にて「20ポイント右」は固定でござります。


何がそんなにいいのかって…?


むぅ、無用な方には無用なのですが(そりゃそうか)。


私はレイヤー使いがイヤなので(カチカチクリックオペレーションになりがち)、

参考:レイヤーを使いこなすという幻想を根底から見直す

複数案デザインや、ロゴのバリエーション作成で複数のアートボードを使って、あっちからこっちへ「前面にペースト」を多用しています。

このとき「新規アートボード」がサクサクできるとひじょーによいなぁとかねてより思っておりました。

現状はアートボードパネルを表示してこのボタンを押すしかなかったのですが、

このカチカチクリックもイヤでイヤで…。

最近スクリプトがだんだんわかってきて調子に乗っているので(笑)、調子に乗って作ってみました。

嗚呼、すごくイイ…。(我ながら)

以下がソースです。なにぶん素人なもので、冗長なコーディングがありましたら「優しいご指摘(笑)」をお待ちしております…^ ^;


ではでは出羽の海。
 
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// Gorolib_NewArtboard.jsx
// Copyright (C) 2016 GOROLIB DESIGN All Rights Reserved.

// アクティブアートボード情報の取得
var abIndex = app.activeDocument.artboards.getActiveArtboardIndex();
var rectA = app.activeDocument.artboards[abIndex].artboardRect;

var x1A = rectA[0];
var y1A = -rectA[1];
var x2A = rectA[2];
var y2A = -rectA[3];

// アクティブアートボードサイズの計算
var W = x2A - x1A; //ヨコ
var H = y2A - y1A; //タテ

// 新規アートボード用変数
var x1B = rectA[0];
var y1B = -rectA[1];
var x2B = rectA[2];
var y2B = -rectA[3];

// アートボード数取得
var num = app.activeDocument.artboards.length;

// 新規アートボード作成位置取得
for(var i=0; i<num; i++){
    var rect = app.activeDocument.artboards[i].artboardRect;
var x1 = rect[0];
var y1 = -rect[1];
var x2 = rect[2];
var y2 = -rect[3];

    if(x2 > x2B) { x2B = x2 }
    if(y1 < y1B) { y1B = y1 }
}

// 新規アートボード作成
var newartboards = app.activeDocument.artboards.add([ x2B+20 , -y1B , x2B+20+W , -y1B-H ]);

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