■ どうして使わないの?ユーザ辞書
おつかれさまです。@gorolib です。
これは、無料でカンタン、すぐに仕事が早くなる鉄板法則です。
ユーザ辞書を使い倒しましょう!Windows にもMac にもあります。macOS の場合は、iCloud 経由で、iPhone やiPad と同期できます。
ユーザ辞書とは、読みと単語をセットで登録し、文字を変換しやすくする機能です。
これが、なかなか広まらない。昔からある機能ですが、使う人が増えないのです。
PCやスマホを駆使する全社会人は、絶対に使ったほうが良い。ザ・鉄板です。皆さんどうして使わないのでしょうか…(^_^;)
参考:【Windows10】ユーザー辞書に単語を登録する方法 – 新元号「令和」を登録!変換できない当て字の漢字、日本語入力→英語変換などに ≫ 使い方・方法まとめサイト - usedoor
参考:Macの日本語ユーザ辞書を編集する/使用する - Apple サポート
■ 商品名や会社名の間違えはマナー違反
例えば、「ま→MacBook Pro 」と登録しておけば、文字入力が格段に早くなります。
商品名や会社名を間違えるのは、大変なマナー違反です。
例えば、キヤノン株式会社さんは、読みは拗音(きゃ)ですが、「きやのん」が正解です。このとき、読みを「きゃ」、単語を「キヤノン株式会社」としてユーザ辞書に登録しておけば、今後、絶対に間違うことはありません。
また、キヤノン株式会社とローマ字入力する場合。変換キー無しでも、24ストローク(kiyanonnkabushikigaisya)あります。ストロークとはキーボードを叩く回数を意味します。
しかし、「きゃ→キヤノン株式会社」とすれば、3ストローク(kya)で済みます。これは、8倍の作業効率になります。
■ 定型文を登録すると仕事が爆速に!
これを、定型文にも応用します。定型文とは、ビジネス文書やメールに登場する「あまり意味はないが、ビジネスマナー上必要な文」のことです。
本文に何も書かず、見積書をメール添付する人はいません。以下のように書くのが通例であり、ビジネスマナーです。
─────
お世話になっております。
それでは、御見積をお送りしますので、ご査収くださいませ。
よろしければ制作しますので、おっしゃってください。
引き続きよろしくお願いいたします。
─────
これらが定型文です。それぞれ、4文に分けてユーザ辞書に登録しておきます。
─────
おせ→お世話になっております。
それ→それでは、御見積をお送りしますので、ご査収くださいませ。
よろ→よろしければ制作しますので、おっしゃってください。
ひき→引き続きよろしくお願いいたします。
こうしておくと、「おせ、それ、よろ、ひき」と入力・変換するだけで、文章が完成します。
■ どうして12倍になるのか?
次のユーザ辞書の例を見てみましょう。なお、句読点まで登録するのがコツです。
(読み→単語)
─────
・おせ→お世話になっております。
・この→この度はご用命いただきまして、誠にありがとうございます。
・こん→今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
─────
ose → osewaninatteorimasu.(3→20)
kono → konotabiha,goyoumeiitadakimashite,makotoniarigatougozaimasu.(4→60)
kon → kongotomogoaikonohodoyoroshikuonegaiitasimasu.(3→46)
カッコ内はストロークの変化です。合計すると(10→126)となり、作業効率は約12倍になります。これは、12時間の仕事が1時間になるということです。
1日8時間の仕事は、たったの40分(!)になるのです。これは、衝撃的だと思いませんか?
■ 登録数が増えると変換しにくい?
ここで、ユーザ辞書の登録数が多いと、変換しにくいのではないか?という指摘があろうかと思います。
しかし、大したことはありません。せいぜい、2〜3回変換すればすみます。ストローク数で比較すれば、全く問題ないことがわかります。
■ ホワイトカラーの生産性を爆上げしたい
日本のホワイトカラーの生産性が悪いのって、案外こういう部分じゃないかと思うのです。
つまり、日本の商習慣は「ほとんど意味のない定型文」で成り立っているのではないかと。
ぜひ、たった今からユーザ辞書を取り入れてみてください!
お役に立てれば幸いです!
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