午後にはヤルことなくなっちゃう!#超ハイスピード 文字入力

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■■ はじめに

■ あなたの文字入力を根底から見直します

 おつかれさまです。GOROLIB DESIGNの渋谷吾郎です。

 平素より「はやさはちから」というブログで、様々な仕事の効率化を提案していますが、このたび「超ハイスピードシリーズ」を始めました。

 効率化の提案が多岐に渡ってきたので、分野毎にまとめようという試みです。本作のテーマは、文字入力です。

■ 仕事の達人になってさっさと帰ろう!

 文字入力を異次元のスピードまで高めると、仕事の達人になれます。次から次へと仕事が片付き、その日の午後にはやることがなくなってしまうでしょう。

 今回、文字入力をスピードアップの対象に選んだ理由は、昨今の企業が「文書主義」から成り立っているからです。

参考:文書主義(ぶんしょしゅぎ)とは - コトバンク

■ 文書主義ってなんなの?

 文書主義とは、意思決定に至る過程や事業の実績を文書化し、あとから検証可能にすることです。元々は役所の文化ですが、昨今は内部監査や品質管理の観点から、民間企業でも重要視されています。

 企業では、事業計画や契約書、請求書や納品書など、すべての業務が文書から成り立っています。つまり、ビジネスの世界では文字入力のスピードが仕事の出来を左右するのです。

■ 連絡も文書主義である

 そのため、ビジネスの連絡手段も文書に残すことが一般的です。意思決定に至る過程を文書化し、あとから検証可能にしておけば、「言った言わない」というトラブルを防ぐことができるのです。

 また、メールやメッセージの送信がハイスピードになると、ビジネス上の先手を打てるようになります。仕事は早い者勝ちなのです。

 本文では、物理的な入力スピードを上げるコツ、そして入力対象を徹底的に減らす方法として、OCRや音声入力、ユーザ辞書など「そもそも入力しない」機能について、詳細に説明してまいります。

 今まで、ブログやTwitterなどでは、文字入力の効率化をご提案してきました。しかし、きちんと1冊にまとめるのは今回が初めてです。文字入力における私の試行錯誤が、全て詰まった集大成となる作品です。

 心から皆様のお役に立てれば幸いです!

【目次】

■ はじめに
・あなたの文字入力を根底から見直します
・仕事の達人になってさっさと帰ろう!
・文書主義ってなんなの?
・連絡も文書主義である

■ 第1章:物理的な入力スピードを上げる
・ブラインドタッチを3時間でマスターする?
・やっぱり早い!フリック入力 
・両手フリックをマスターしたい!
・簡単!これならできるぞ両手フリック
・両手指でリズム良く入力する

■ 第2章:もう書き写すのはやめよう
・絶対に書き写さない
・OCR で仕事は30倍はかどる?
・GoogleドライブでOCR機能を使う
・OCRならばgoogle

■ 第3章:音声入力を徹底的に使ってみる
・音声入力を使うだけで所用時間が半分になる!
・PC(macOS)で音声入力を使う方法
・ヘッドセットがあればなお良し
・スマホ(iPhone)で音声入力を使う方法
・音声入力は数字と漢字混じりに強い
・音声入力は短所を理解して使う

■ 第4章:クラウドサービスを使ってメモをとことん使い回す
・超絶おすすめは Simplenote
・データの即時反映という変革

■ 第5章:最強ツール!ユーザ辞書を使い倒す
・読みは2文字がベター
・まずは固有名詞を登録する
・業界や会社、組織特有の言い回しに使う
・挨拶文や定型文にもどんどん使おう
・ユーザ辞書でネガティブな気持ちを回避できる?

■ おわりに

© 2019 GOROLIB DESIGN

■■ 第1章:物理的な入力スピードを上げる

 この本は、文字入力を根底から見直し、超ハイスピードにすることが目的ですから、まずは物理的な入力スピードをアップさせる必要があります。

 ここでは、代表的な入力デバイスである、PCとスマホについて、文字入力のスピードアップを考えます。

■ ブラインドタッチを3時間でマスターする?

 まずは、キーボードによるブラインドタッチを説明します。ブラインドタッチが自己流の方は、この機会に矯正してしまいましょう。ブラインドタッチは、3時間もあれば完全マスターできます。

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