※このスクリプトは、スクリプト使い放題マガジン2(初月無料)に含まれています

参考:スクリプト使い放題マガジン2(月額)もごひいきに(初月無料です)


■小冊子用の面付けがカンタンに!
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 おつかれさまです。@gorolibです。

 たまに、8ページ〜12ページの小冊子デザイン&印刷案件を受注いたします。

 Illustratorのマルチアートボードで仕上げて、印刷所にデータ入稿するのですが、
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印刷前に仕上がりイメージが見たいときがあります。

 このとき、プリンタドライバによる「小冊子モード」が使えます。しかし、プリンタによっては、小冊子印刷ができなかったり、できたとしてもページが縮小されるものがあるのです。

 ちなみに、私が自宅で使っているプリンタでは、各ページが縮小されてしまいます。
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 そこで、小冊子用の面付けをリンク配置で行うスクリプトを作成しましたので、ご利用くださいませ。

 このスクリプトで作られた各アートボードを両面印刷(短辺とじ)して、2つ折りするだけで、小冊子の仕上がりイメージができます!中綴じホチキスがあれば完璧です。普通のご自宅でも、中綴じホチキスがあると何かと便利ですよ。

■ IllustratorからIllustratorへのリンク配置

 まず、小冊子ファイル(Illustrator)を用意します。ページ数=アートボード数となっているデータです。
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 IllustratorからIllustratorへのリンク配置を行うため、小冊子デザインデータは「PDF互換ファイルを作成」のチェックをオンにして保存してください。
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 一応、PDFからのリンク配置もできるようにしていますが、PDFの出元によってはトラブルが多いため、Illustrator もしくは、Illustratorから出力したPDFを「小冊子デザインデータ」として使ってください。

 次に、面付用ファイル(Illustrator)を用意します。新規作成にて「用紙サイズのアートボード」を1枚だけ用意してください。面付用ファイル上でこのスクリプトを起動し、小冊子ファイルを指定するだけで、面付けが完成します。

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■今回のスクリプト情報

【スクリプトファイル名】
G604_mentsuke.jsx

【使い方】
(1)小冊子ファイルを用意します(Illustrator)
 ・ページ数=アートボード数とします
 ・保存時には「PDF互換ファイルを作成」のチェックをオンにしてください

(2)面付用ファイルを用意します(Illustrator)
 ・新規作成で「用紙サイズのアートボード」を1枚だけ用意します

(3)面付用ファイル上でこのスクリプトを起動します

(4)左綴じか右綴じを指定してください
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(5)小冊子ファイルを指定します
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 ※PDFファイルでもできますが、Illustratorファイルからのリンクを推奨します


【仕様】
(1)必ず4の倍数を想定して作成します
 ・小冊子の一般的なルールです(両面印刷の2つ折りなので1枚の紙から4面取れる)
 ・4ページ、8ページ、12ページ…を想定します

(2)小冊子ページが4の倍数に満たない場合は、残りを空白ページにします
 ※9ページの小冊子ファイルであれば、12ページ分を想定して面付けを行い、残りを空白にします
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【注意】
(1)縦型データのみの対応です
(2)そのため、面付用ファイルは横型でご用意ください


お役に立てれば幸いです!

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