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■ 3年使っていろいろわかってきました^ ^
おつかれさまです。@gorolibです。
リンク配置は、かなりヘビロテで便利なスクリプトです。かれこれ3年ほど、さまざま作っては試してきましたが、必要な仕様が洗練されてきた気がします。それは、
(1)リンク配置は、ひとつづつ処理できればよい
(2)枠にスキマができないように配置する場合は(枠をはみ出すので)、クリッピングマスクが必要
(3)枠をはみ出さないように配置する場合は、クリッピングマスクはいらない
(4)配置先オブジェクトが未選択の場合は、アクティブアートボードを基準とする
(5)相似形を厳密に保たなくてよいから、配置先オブジェクトのタテヨコに無理やり合わせたいこともある
というものです。仕様も熟成させるといろいろわかるものです。しかし、これらの組み合わせを試行錯誤したため、スクリプトが乱立してしまいました。
※サンプル:左から、大きい倍率、小さい倍率、強制倍率(配置先はアートボード)
(1)については「いっぺんに配置」を売りにしてきたのですが、そのためにはファイル名もその並びにする必要があり、少なくとも私の業務では「便利だがあまり使わない」機能でした。
(1)については「いっぺんに配置」を売りにしてきたのですが、そのためにはファイル名もその並びにする必要があり、少なくとも私の業務では「便利だがあまり使わない」機能でした。
(2)については、そもそもの仕様であり、引き続き必要と思われます。
(3)は、配置先のオブジェクトサイズに収めたい場合です。この場合、クリッピングマスクは冗長でした。
(4)は、Webデザインにおけるビッグフォト、つまり幅いっぱいに画像を使う場合などに便利でした。
(5)は、ラフスケッチを下地としてトレースするような作業にとても役立ちます。
■ これ1本でまかなえるように…
ところで、私はダイアログボックスが好きではありません。ワンタッチ、ショートカットで処理を行うためのスクリプトなのに、チマチマと処理オプションを選んで実行するのは、どうも動機に逆行している気がする。画面設計も面倒ですし…(^_^;)
しかし、このリンク配置スクリプトについては、仕様検討を経て、さまざまなパターンのスクリプトを乱立させてきたために、混乱をきたしていました。今回、その混乱を収めるためには、ダイアログボックスがいいのかなぁという判断です。
具体的なオプションは、大きい倍率、小さい倍率、強制倍率の3つです。
大きい倍率は(2)のこと、小さい倍率は(3)のこと、強制倍率は(5)のことです。これらをダイアログボックスで統一した次第です。これ1本でなんでもイケる、クレイジーソルト的な (笑)スクリプトとなりました。
■ 今回のスクリプト情報
【スクリプト概要】
タテヨコの倍率に柔軟に対応するリンク配置スクリプトです
【スクリプトファイル名】
G551_autoPlacedDialog.jsx
【使い方】
(1)リンク配置先のオブジェクトを選択ひとつ選択します
(選択しない場合はアクティブアートボードを配置先とします)
(2)このスクリプトを起動します
(3)配置オプションを指定します
(4)リンク配置画像を選択します
【仕様】
(1)配置オプションについては次のとおりです
・大きい倍率…配置先オブジェクトに対してスキマができないように変倍します
・大きい倍率…配置先オブジェクトに対してスキマができないように変倍します
・小さい倍率…配置先オブジェクトに対してはみ出さないように変倍します
・強制倍率…配置先オブジェクトのタテヨコぴったりに変倍します(相似形は保持されません)
(2)リンク配置オブジェクトは配置先のオブジェクトの中心に移動されます
(3)配置先のオブジェクトは削除されます
(4)配置先のオブジェクト選択がない場合は、アクティブアートボードを配置先とみなして処理します
(5)「大きい倍率」のみ、クリッピングマスクがかかります
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