■あえて「超めんどう案件」に首をつっこんでみましたww
おつかれさまです。@gorolibです。
確定申告のセゾンですね。ところで制作案件では、あらかじめ源泉徴収額を差し引いて支払われるケースがあります。
その分は確定申告の内容によっては還付されますが、売上計上から還付されるまでの仕訳を大マジメに考えてみました。よろしければ参照くださいませ(ちゃんとわかっていなかったので)。
1月1日 売上計上
売掛金 100 // 売上高 100
とします。元旦くらい休めよぉーな件ではないです。簿記のモデルケースです(笑)。あまり関係ないですが売上計上は出荷基準としています。
2月28日 口座入金
普通 90 // 売掛金 90
これが入金です。本当は振込元の支払金額は
税抜金額から10.21%を引いた額+消費税
なのですが、サンプルはわかりやすい金額としています。こうすると売掛金10が期末まで残ってしまいます。なのでこれを
12月31日 売掛金調整
事業主借 10 // 売掛金 10
として毎年相殺していました。ものの本を見ると、個人事業主における還付金の仕訳は、
翌年3月20日 還付金
普通 10 // 事業主借 10
と書いてあります。つまり「事業主に借」りていたお金を、還付金で返すみたいなイメージですね。
■売掛金は入金時に相殺すればよかったんですね
しかし「相殺されない売掛金が期末まで残ってしまう」のが、いつも不自然な感じでした。ですので、このケースは、入金時に売掛残を事業主借で都度相殺してしまえばよかったんですね。
1月1日 売上計上
売掛金 100 // 売上高 100
2月28日 口座入金
普通 90 // 売掛金 100
事業主借 10
と、こうすべきだったんですね…。これで入金時に売掛金は相殺されます。
でもやっぱり、これを企業ごと、入金ごとにやるのは仕訳明細がふえるばかりで面倒なので、売掛金で積んでおき、年末に相殺するという「今までやっていた処理」で継続することにしますw
■銀行勘定をつかわずに行けないの?
ところで個人事業主は「事業のお金と生活のお金が入り乱れる」ので、事業主借と事業主貸という勘定科目を許されています。ものの本によれば「に」を入れるとわかりやすいようで、
事業主借→事業主に借→事業主に借りて、書籍を買う
新聞図書費 30 // 事業主借 30
事業主貸→事業主に貸→事業主に貸して、生活の糧にする
事業主貸 50 // 普通 50
できれば銀行勘定(口座)は使いたくない(専用口座を設けていないので、管理が面倒)ので、入金されたらすぐ「生活の糧にする」ことにしたいのです。
1月1日 売上計上
売掛金 100 // 売上高 100
2月28日 口座入金
事業主貸 90 // 売掛金 90
…もう、入金されたらすぐ「生活の糧にする」感じww。節操がないですねぇ(笑)
12月31日 売掛金調整
事業主借 10 // 売掛金 10
…と、やはり年末に「振り込まれない売掛残」は「事業主に借」りて消しこんでおきます。
翌年3月20日 還付金
事業主貸 10 // 事業主借 10
…還付金が振り込まれたと同時に、「事業主に借」りてたお金はなくなり、すぐに「生活の糧にする」ということになります。
今まで還付金の仕訳はつくってなかったんですが、お金の流れとして記帳しないのはおかしいので、今年から記帳することとします。ああ、数年越しでやっと!すっきりしました。
今日はあえて「超めんどう案件」に首をつっこんでみました!
お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。
(追記180219)
(追記180219)
もちろん「所得・所得控除等入力」があり、課税される所得金額はもっと複雑です。「還付金10」はモデルケースだということを、ここに補足いたします。
(追記180305)
今年度から、クラウド系の会計ツール導入を検討しています。銀行の入出金明細から自動仕訳ができそうなので、銀行勘定「普通」を使いはじめる予定です。
しかし、専用口座ではなく、期末残を繰り越すのはイヤなので、仮勘定である、事業主借か事業主貸を使って、期末に相殺する予定です。
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