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■ macOS全般で使える便利ツールです

 おつかれさまです。@gorolibです。

 macOSで使えるツールにKeyboard Maestro(キーボードマエストロ)というものがあります。誤解を承知で一言で説明すると「macOSでの一連の作業をマクロとして登録できる自動化ツール」です。

 特にIllustratorにこだわったものではなく、macOS全般の処理で使えます。Keyboard Maestroって何?という方はこちらをどうぞ。



■ 研究発表して恥をかいてスキルを上げたい^ ^

 それでは私がKeyboard Maestroマスターかと言えば、まったく全然、まだまだ腹一分目くらいなのですが(なんだその例えww)、こういうものは研究発表して恥をかかないとスキルは上がりません^ ^

 そこで稚拙を承知で、毎回1本づつ、Keyboard Maestroのマクロを公開していくことにしました。

 思えばIllustratorのスクリプトも最初はワケワカメで公開をしていました。なのでこれもきっとうまくいくでしょう!研究発表なので当然無料です(今は^ ^)


■ 手始めに「アプリ切り替えでコピー」マクロをどうぞ

 今回公開するマクロは「アプリ切り替えでコピー」です。

 Keyboard Maestroでできることは山ほどあるのですが、とっつきやすいのは「キー打鍵の順番をマクロとして登録する」ことです。

 私は常々、文字列のコピーをイヤだなぁと思っていました。ブラウザでもテキストエディタでもShift+カーソルキーや、マウスドラッグで文字をハイライト選択(反転)させてから、コピー(コマンド+C)する思いますが、ただ文字列をハイライト選択するだけでコピーができたらよいと思いませんか?

 実はシステム屋時代に、UNIX系のプロジェクトを担当したことがあるのですが「VIエディタ」なるものはそれができるのです。そして調べに調べた結果、Windowsにはそういうアプリがあることがわかりました。

 参考:選択するだけでコピー完了!copipexが捗りすぎて困る件(Windows)

 しかしmacOSにはそういうものがなく、Keyboard Maestroで実現することにしました。

 参考:macで文字列選択だけで自動コピーする方法(研究中)


■文字列コピーはたいてい他のアプリで使うから…ハッ!(気づき)

 ただこのVIエディタは「ペースト先をハイライト選択できない」という困ることもあったのです。

 つまり文字列から文字列へのコピペには向かないんです。というのはペースト先をハイライト選択してしまうと、コピーになってしまうから。まあ別途クリップボードツールなんかを入れていればいいのかもしれませんが、今コピーしたものがもう履歴の2番目に成り下がってしまうのは、使いづらいです。

 そこでこのマクロは、アプリの切り替え(ショートカット:コマンド+タブ)をトリガーとして、コピーすることにしました。具体的には例えばテキストエディタで文字列をハイライト選択しておき、コマンド+タブでアプリケーションを切り替えた瞬間に、コピーされるという仕様にしました。そう、たいてい文字列をコピーするというのは、他のアプリで使いたいからなのです。

 処理としてはホットキーが「コマンド+タブ」、アクションが「コマンド+C」と「コマンド+タブ」の組み合わせです。「コマンド+タブを押したら、コピーとアプリ切り替えが動く」と読み取ってください。こんなむちゃなマクロですが、まぁこの子はよくループしないわねぇと関心します(そこ?ww)
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■ダウンロードはこちらから

 ※Keyboard Maestroにてインポートをお願いいたします。

 G_ShiftApp.kmmacros

 お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。