※このスクリプトは、スクリプト使い放題マガジン2(初月無料)に含まれています



■きれいにできて当たり前な割に面倒でした(笑)
(クリックで動きます)
タイトルなし

 おつかれさまです。@gorolibです。

 唐突ですが寸法同様、IllustratorにはCADソフトによくある「引き出し線」機能がありません。単なる文字と線分の要素しかないのですが「きれいにできて当たり前」なわりに面倒くさい(笑)。そこで引き出し線をなんとか自動処理すべく、スクリプトで実現してみました。どうぞご利用くださいませ。


■文字を動かしても成立するようにしています

 引き出し線のやっかいなところは、移動した際に「中心から引き出しているように見えなくなる」ところです。今回これを防ぐべく、レイヤーの最背面にパスアイテムの複製(塗り白)をダミーとして配置しました。さらにその後ろに引き出し線を置くことにより、文字を移動しても「中心から引き出しているように見える」ようにしました。
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■今回のスクリプト情報
(クリックで動きます)
タイトルなし


【スクリプト概要】
パスアイテムと文字の1対1の組み合わせで引き出し線をいっぺんに作成します


【スクリプトファイル名】
G461_autoLeader_0.1_mm.jsx


【使い方】
(1)引き出し線を引きたいパスアイテムと文字を選択します(複数選択が可能です)
(2)このスクリプトを起動します


【仕様】
(1)パスアイテムの上下左右中央から引き出し線を開始しますので、ダイレクト選択ツールによって文字の位置を動かしてもデザインとして成立します。

(2)また、パスアイテムの内側部分の引き出し線を隠すため、パスアイテムを複製して線なし・塗り白(c=0, m=0, y=0, k=0)として裏側から貼り付けています。

(3)やり直す場合は「(2)と引き出し線」がグループ化されていますので、それを削除してください(削除しやすくしています)。
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(4)(3)はアクティブレイヤーの最背面になります。

(5)埋め込みパラメータ方式です。ファイル名の後半で線幅が指定できます。
 G461_autoLeader_0.1_mm.jsx
 …これは線幅0.1mmですが、
 G461_autoLeader_1_px.jsx
 …とすると線幅0.1pxにできます

(6)数値および単位が無効な場合(例:_0.a_ppxなど)は、初期値ゼロとしてダイアログボックスを表示します

(7)そのときの単位は、環境設定の単位となります
 環境設定>単位>一般

(8)ダイアログボックスで指定した数値がゼロの場合は反応しません

(9)プレビュー境界オンオフに対応していますので、1行文字の上下中央に引き出し線を配置したい場合は、
 ・文字に「オブジェクトのアウトライン」アピアランスをかけ
 ・プレビュー境界オン
 としてご利用ください。

 
(10)文字が右揃えの場合は文字の右側から、それ以外の場合は左から引き出し線を出します

(11)内部ではパスアイテムと文字をそれぞれ座標順に並べ替えています。そのため複数選択・複数処理を可能にしています。


お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。


(追記180105)
パスアイテムの中央と、文字の中央を結ぶバージョンも追加いたしました。
G463_autoLeader2_0.1_mm.jsx

文字の後ろにも塗り白ダミーを追加してダイレクト選択+移動に対応しています。ダミーと引き出し線はグループ化されていますので、やり直しの場合はまとめて削除できます。
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