※このスクリプトは、スクリプト使い放題マガジン2(初月無料)に含まれています



■僭越ながらトンボの誤解をなくすのもプロの仕事かと(CS6以降でご利用できます)
(クリックで動きます)
タイトルなし



 メリークリスマス!@gorolibです。

 印刷物の校正で悩ましいのはトンボです。私は校正用にPDF/X-4出力(トンボ付き)アクションを作ってショートカット化しています。PDF/X-4(トンボ付き)はそのまま印刷に回せるので、入稿ミスがなく、とてもビューティホーなワークフローなのですが「印刷やデザインのことをいろいろのご存知のお客様」に限られます。

 というのは一般のお客様の中には当然「トンボってあの夏の(笑)」という方もいらっしゃいます。トンボをつけて校正を行うと、

 ねぇねぇ、この端っこの空いてるとこ、まだ何か入る?ねぇねぇ

 と言われることがあります。そりゃあね、あんだけ空いてれば「まだ何か入るんじゃない?」と思うのが人間の性(サガ?サーガ?)であります。加えて3ミリの塗り足しありで、しかもトンボをつけると、

 ねぇねぇ、この端っこのスペース多くない?こういうデザインなの?ねぇねぇ

 ということもあります(すみません、ディスっているように聞こえますが、そうではありません^ ^;;)

 私たちはここでおこってはいけません。お客様は神様でなくてもいいですが、お客様は印刷のプロでもデザインのプロでもなかったりします。上記のコメントは当然の感想だと思いますし、そこに対する僕らのサービスとしてのフォローはあって当然だと思います。


■印刷の都合とお客様の見やすさを比較してみた

 というわけで、ここで印刷の都合とお客様の見やすさを比較してみました。

(印刷の都合)
 ・トンボほしい
 ・塗り足しほしい
 ・アートボード枠いらない

(お客様の見やすさ)
 ・トンボって何?(いらない)
 ・はみ出てるよ(いらない)
 ・どこまでが紙の大きさなの(アートボード枠がほしい)

 整理してみて愕然としました。まるでゴジラ対モスラのような軋轢が生まれているのですっ(大げさね)。ただそうはいってもpdfにトンボはつけたほうが、余白が生まれて「引き」で確認できるのでよいですな。
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 そこでアクティブアートボードでクリッピングマスクをかけ、さらに1ポイント幅の枠線をつけるスクリプトを作成しましたので、ご利用ください。


■上書き注意ですがPDF保存と組み合わせで吉

 ここでご注意ですが「お客様の見やすさ」を追求してしまうので「印刷の都合」は無視されます。これは当然ですね、これをトレードオフの関係といいます(か?)

 そこで以下のオペレーションをおすすめします。

(1)aiデータはいったん普通に上書き保存
(2)このスクリプトを起動
(3)PDFで保存

 一般的には(3)には気をつけてね!(pdfで保存されてしまうから)ですが、実はこうすればaiを上書き保存されることもないので逆に安心なのです。


■念のためですがこんなこともご案内を

 それでもA4サイズのトンボ付きをオフィスの複合機で印刷されて、

 ・実寸で出したら白い枠がでる
 ・全部入るようにしたら縮小されるという

 むがあああっ!

 という事態はどうしようもないのですが、まあB4かA3で出してくださいとご案内すればいいでしょう^ ^


■今回のスクリプト情報
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【スクリプト概要】
選択しなくてもアートボードにクリッピングマスクと枠線をつけます


【スクリプトファイル名】
G451_clipABD.jsx


【使い方】
(1)対象のアートボードをアクティブにします
(2)このスクリプトを起動します


【仕様】
(1)オブジェクト選択は不要です(選択していてもかまいません)
(2)最初に「すべてのロック解除」をしています
(3)内部で「作業アートボードの全てを選択」をしています
(4)そのため対象アートボードをアクティブにしてください
(5)枠線は幅1ポイントで線色はk=100固定です
(6)バージョンはCS6以降でご利用できます


お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。


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