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■突き詰めればカラーバリエーションって色相の回転ですよね(たぶん^ ^)

 おつかれさまです。@gorolibです。
 唐突ですがデザイン案のカラーバリエーションについて。

 最近はカンを頼りに作る(ひどいww)よりも、Illustratorの標準機能「オブジェクトを再配色」を使うことが多いです。
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 編集>カラーを編集>オブジェクトを再配色>編集>ハーモニーカラーをリンク

 ハーモニーカラーをリンクさせて、大きい丸(色面積が大)をつかんでぐるっと回すとカンタンにカラーバリエーションができます(もちろん微調整はします)。これはたいへん便利。

 ところで皆様バリエーションや対案の数っていくつにされていますか?

 あれって、少なくても多くても困るんですよね(制作もクライアントも)。似たようなものをたくさんつくっても意味ないし、1つでは足りない。「現状案からバリエーションさせてくれ」と言われたら、まあ3つでしょうね。一般的に人間は瞬時に3つくらいしか大別できないそうです(信号の色とかね)。

 ところでカラーバリエーションつくってよ!と言われてプラス3案つくる場合、理論的には明度や彩度を変えずに、色相を回しているわけですね。お?計算でいけそうやん!というわけで1秒でカラーバリエーションをつくるスクリプトを作成しましたので、ご利用くださいませ。


■RGBからHSBカラーモデルにして色相を回す

 HSBカラーとは色相、彩度、明度の頭文字です。HSBでは色相は角度で表現します。そこでこのスクリプトではHSBの色相(H:Hue)を使い、自分を0度として、90度、180度、270度の3案を自動生成します。角度が浅いと似ている色になってしまってバリエーションになりませんからね…。もちろん目安としてのバリエーションですから微調整はしてくださいね(そのまま出しちゃってもいいけど^ ^)

 HSBはIllustratorのカラーパネルでも切り替えできるのですが、調べるとシステム的には保持していない(おそらく)。どこかウラでこそっと計算してるようなのです(笑)。HSBはRGBから計算できます。なのでこのスクリプトはRGBカラーモード専用としています。


■なぜCMYKだとダメなのかの面倒な説明(笑)

 えーここからなぜRGBモード専用なのか「面倒な説明」が続きます…。お急ぎの方は飛ばしてくださいm(_ _)m

 Illustratorはドキュメント毎にカラーモードを設定できますが、オブジェクトにもカラーモードを持っています。HSBはIllustrator内部で保持しておらず(おそらく)RGBから計算するしかない。

 このスクリプトはオブジェクトのカラーモードの色相を回転させるのですが、そのためにはオブジェクトのカラーモードはRGBが必須。オブジェクトのカラーモードをRGBにするということは、ドキュメントのカラーモードもRGBの必要がある。

 ドキュメントがCMYKカラーの際は、いったんRGBカラーに変更してから、改めてオブジェクトをRGBカラーに変更する必要があるのですが、処理が終わったらドキュメントをCMYKカラーに戻す必要がある。ところがこの戻す処理によって(ロジックは不明ですが)、それぞれのオブジェクトカラーやスウォッチパネルがことごとく「くすんで」しまう…。

 よくある現象ではありますが、意識してやったことがなかった。CMYKよりRGBのほうが色域が広いから「正確に元に戻せる」と思っていたのですがそうでもない。起動するたびに色がくすんでしまうので、RGBカラーモード専用としました。もう少し勉強しますm(_ _)m


■今回のスクリプト情報
(クリックで動きます)
タイトルなし
【スクリプト概要】
選択範囲をアートボードごと複写しながらカラーバリエーションを自動生成します

【スクリプトファイル名】
G374_ColorVariationRGB.jsx

【使い方】
(1)カラーバリエーションを作成したいスクリプトをまとめて選択します
(2)このスクリプトを起動します


【仕様】
(1)カラーバリエーションを3案、新しいアートボードにつくります
(2)RGB→HSB→RGBという変換をしています
(3)HSBのときに色相を90、180、270度回しています
(4)パスアイテムのみ色変換します。文字や配置画像などは複製のみです。

お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。


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