■自分で作っておきながら便利すぎて(笑)
(クリックで動きます)
おつかれさまです。@gorolibです。
唐突ですが、Illustratorの表組みで行の高さを同時に増やすのは難儀しますよね。例えば3行の表組みで行の高さを同時に1ミリ増やしたいときは、次のようになるかと思います。
・1番目の線は動かさない
・2番目の線は1ミリ下へ
・3番目の線は2ミリ下へ
・4番目の線は3ミリ下へ(クローズドパスなのでダイレクト選択)
もう少し工夫するのなら、次のようなやり方もあります。
(1)周囲のクローズドパスを分解(左右の線をダイレクト選択して削除)
(2)4番目の線を3ミリ下へ移動
(3)すべての線を選択
(4)整列パネルの「垂直方向等間隔に分布」を実行
(5)1番目と4番目の線を選択して「パスの連結」を2回実行(クローズドパスに戻す)
ただしこのやり方は2番が問題になります。シンプルなパターンであれば「3ミリ下へ移動」を瞬時に思いつけますが、「13行分を0.25ポイントづつ増やす」なんてイジワル(?)なパターンの場合は、とても暗算では計算できませんね(少なくとも私のアタマでは無理です。笑)。
こういう「計算だけが難しい」作業はスクリプトに任せた方が絶対によいです。
■なんと文字も連動しちゃいます!
今回のスクリプトの増減は環境設定の行送り値を使いますが、これは文字との連動を鑑みています。表組みと文字を同時選択しておけば、行の高さと同時に文字の行送りも変更します。いっやこれは便利!自分で笑っちゃいました(笑)
ただし行の高さも広がっているため、文字の上下微調整は必要ですのであしからず(さすがにこれは自動になりませんでした^ ^)
■今回のスクリプト情報
(クリックで動きます)
【スクリプト概要】
選択した表組みの行の高さと文字送りを同時に増やし(減らし)ます。
【スクリプトファイル名】
G336_addRowheight.jsx(行の高さを増やす)
G337_subRowheight.jsx(行の高さを減らす)
【使い方】
(1)行の高さを増やしたい表組みを選択します
(2)文字があれば同時に選択します
(3)このスクリプトを起動します
(4)環境設定・行送りの値を使って全ての行の高さを増やします
(5)文字が選択されている場合は、文字の各行の行送りを増やします
【仕様】
(1)増減に使うのは「環境設定>テキスト>サイズ/行送り」の値です。
お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。
■ダウンロードはこちらから(download the script file from below)
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