■例えばA3二つ折り会社案内は面ごとのアートボードが便利なんです

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タイトルなし

 おつかれさまです。@gorolibです。

 Illustratorのアートボードサイズ=版型という考え方はやっと定着した感がありますが、実は作業中って面ごとにアートボードを設定すると便利だったりします。

 A3二つ折り会社案内、A4巻き三つ折りリーフレットなど、それぞれの面がアートボードになっているとレイアウトしやすい。特に整列基準をアートボードにして整列する場合はとても捗ります。

 そのため、いったん判型で作成したアートボードを分割して作業することはよくあります。ところがこの分割オペレーションが意外に難儀するのです。以下オペレーションの一例を挙げます。

 (1)アートボードサイズの長方形を描く

 (2)段組設定で分割(間隔はゼロに)する

 (3)分割のうちひとつを「選択オブジェクトに合わせる」
メニュー>オブジェクト>アートボード>選択オブジェクトに合わせる

 (4)残りを「アートボードに変換」する
メニュー>オブジェクト>アートボード>アートボードに変換

 …難儀なことがおわかりいただけると思います。

 特に3番と4番。なぜ分割の「ひとつとそれ以外」を分けて処理しなければいけないかと言うと、もとのアートボードが残ってしまうからです。もとのアートボードが残るとアートボードが重なることになりアクティブ化がやりにくくなるのはご想像どおりです。

 そこでアートボードを等分割するスクリプトを作成いたしましたので、ご利用くださいませ。


■今回のスクリプト情報
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【スクリプト概要】
アートボードをタテまたはヨコに等分割します。

【スクリプトファイル名】
G334_DevideABDtate.jsx(タテに切れ目)
G335_DevideABDyoko.jsx(ヨコに切れ目)


【使い方】
(1)分割したいアートボードをアクティブにします
(2)このスクリプトを起動します
(3)分割数を入力します
40
(4)アートボードが分割されます


【仕様】
(1)タテ・ヨコどちらのスクリプトを選ぶかは「切れ目を入れる方向」でお考えください。サンプルの場合はタテに切れ目を入れますので「G334_DevideABDtate.jsx」を実行しています


お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。


(追記20190307)
分割による新規アートボードがアクティブアートボードの次に追加されるよう変更しました(今までは最後尾に追加)。

タイトルなし
これにより、アートボード結合スクリプトとの組み合わせ(分割と結合を繰り返す)が簡単になりました。
参考:となりのアートボードと合体しちゃうスクリプト

スクリプト名の変更はありません。


(追記20200217)
等分割ではなく、ガイドで分割するスクリプトを作りましたので、ご利用ください。

参考:アクティブアートボードをガイドで分割するスクリプト
https://note.com/gorolib/n/ne8fa6600ee91



■ダウンロードはこちらから(download the script file from below)


https://note.mu/gorolib/n/n88e4d605415d