■0.5単位って2倍して四捨五入して割る2なんですね…先人の知恵ってすごい   

(クリックで拡大します) 
18
おつかれさまです。@gorolibです。


唐突ですが封筒のデザインについて。

そう、会社名や電話番号が記載されるやつです。例えば長3封筒を作成したクライアント様から「同じデザインで角2封筒もつくって〜」と依頼された場合。


─────
※ちなみに長3封筒はA4を3つ折りで入れるタイプ、角2封筒はA4を折らずに入れるタイプです。蛇足ですが「窓付きの角2封筒」というのはわりと落とし穴。A4サイズがすっぽり入るのですが、角2だと余裕がありすぎて宛名と窓の合わせが大変。なので少し小さめの「角形A4 窓付封筒」なるものがあります。先日はさらにこのナナメ上の案件があって「窓付角2封筒がいいが、中の書類はクリアファイルに入れる」とのこと。この場合は「角形A4 窓付封筒」では小さすぎるので、「窓付きの角2封筒」がいいです。蛇足なのに長文、失礼いたしました。
─────


この場合、長3封筒デザインを拡大することになりますが、半端な拡大率だと文字サイズのキリがよくないことになります。

例えば、8ポイントの133%拡大ならば10.64ポイント。ものすごくキリがわるい。

は?それが何か?

という方はそのままでいいのですが(いいのか?笑)、やはり気持ちわるさは否めませんよね…。


■半端な文字サイズをキレイに丸めたい


アウトラインデータを拡大すれば問題ありませんが、記載住所の変更などに備えて、やはりそれぞれの版でアウトライン前データを保持したい。もっと細かいこと言えば

ただ拡大すりゃいいってもんじゃなかろう

となりますわね。つまり拡大後に文字組みを修正したくなるのです。こうなるとアウトラインデータじゃやりづらい。


そこで1文字1文字について、0.5単位でポイントを丸めるスクリプトを作成しました。もちろん文字ごとに処理するので、混在も大丈夫。また複数文字選択も可能です。

(クリックで拡大します) 
08


ええと…。当方、さまざまな事情と紆余曲折の結果、文字はポイント派ですので、


「級じゃなきゃヤダ!」という方はこちらからご依頼くださいませ…。


■今回のスクリプト情報


<スクリプトファイル名>
G236_TextMathRound05.jsx


<使い方>
(1)文字サイズを丸めたいテキストを選択します
(2)このスクリプトを起動します


<仕様>
(1)複数選択が可能です
(2)ひとつの文字オブジェクトに文字サイズが混在しても大丈夫です(1文字づつ処理します)
(3)「2倍して四捨五入して割る2」をしています。
10.64ポイントであれば、10.64×2=21.28
これを四捨五入して21(ちなみに小数第1位の四捨五入です)
これを割る2すると10.5
…なるほど!ふ、ふつうすか?

※こちらで勉強いたしました。先人の知恵ってすごいですね…。


お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。


■ダウンロードはこちらから



https://note.mu/gorolib/n/n7baba6ef5a6f