(クリックで動きます)
タイトルなし
■クリップボードから直接!だから仕事がはやいんです!   

おつかれさまです。@gorolibです。


唐突ですが、お客様から支給されたテキスト、Illustrator上でエリア文字にする場合、みなさまどうされていますでしょうか…。具体的には


「もらった直後」の初動


ってやつです。いったい紙面上でどのくらいのボリュームになるのか?なんとなくこんなこと(以下)をやられているのではないでしょうか…?


<手順>
(1)支給テキストの体裁を整える(全角英数→半角英数など)
(2)テキストをコピーする

━━ここからIllustrator━━

(3)てきとうに長方形を描く
(4)文字ツールに持ち替える
(5)エリア文字にしてペーストする
(6)自動サイズ調整オンなどで、オーバーフローを回避する
(7)フォントや文字サイズ、揃え(均等配置・最終行左揃え)などを変える
(8)いいかんじに収まるようにエリア文字オプションにて幅や高さを変える
(9)所定の場所へ移動・整列する


てきとうww いいかんじww
なんじゃこりゃああっ(笑)


そう、この手順ってかなりあいまいなんです…。今回はここにスルドク(自分で^ ^ )メスを入れましたっ!

もちろん、超合理的にやってらっしゃる方には心からあやまります。ごめんなさい
m(_ _)m

■分析するとわかる「排除できないあいまいさ」


手順を分析してみますと、手順3や手順8などは、あいまいさが排除できないですね。
 
 
今回のスクリプトは手順3〜9を全面的にサポート(もしくは一発で完パケに!)するものでございます。

もしかすると楽曲で言うところの「曲先か詞先か」みたいなところ、なんですかね(私は曲なんかつくれませんけどね^ ^;;)


曲は写真や図版、詞はテキストと考えてください。特にテキストの場合、


このくらいのテキスト量だと、紙面ではどのくらい占有するのか?


をいったん見てみたいですよね?


文字サイズも検討したい。ターゲットがシニアなら最小でも9ポイント、シニア以外ならまあ8ポイントまでいけるか…。まったく収まらないので7.5くらいまで小さくして合意を得るか、さもなくば文章削る(削ってもらう)か…。


このあたりをさぐる初動って、毎回もやもやっとしてるんです(笑)


今回はじめてメスを入れてみました。
 

標準文字スタイル+標準段落スタイルにて、いきなりエリア文字にするスクリプトです。

(まずコピーしておいて) 
47
(位置を決めたら)
28

(スクリプト起動です )
32




■クリップボードから直接!だから仕事がはやい!


これは以前に作成したアクションと似ていますが、


アクションは細かいことができないので、スクリプトでできるならそのほうがいいです。特に今回は「クリップボードから直接」なので、アクションよりもかなりスピードアップできます。

(クリックで動きます)
タイトルなし

<スクリプトファイル名>
G143_AutoAreaText.jsx


<使い方>
(1)文字をコピーします(コピー元はテキストエディタ推奨)
(2)このスクリプトを起動します
(3)新規エリア文字ができます

選択オブジェクトがある場合は、それを基準に、
選択オブジェクトがない場合は、アートボードの左上にエリア文字を作ります。


<仕様>
(1)クリップボード内容を新規エリア文字に貼り付けます。
(2)標準文字スタイル+標準段落スタイルを踏襲します。
(3)エリア文字の幅は80ミリ固定です。
(4)エリア文字の高さは仕様2から自動計算してピッタリにします。
 30
(5)選択オブジェクトが1つの場合、その下に3ミリあけてエリア文字を作ります。
(6)選択オブジェクトがない場合、アートボードの左上にエリア文字を作ります。
 55
(7)選択オブジェクトが2つ以上のときは反応しません。


■エリア文字オプションの「自動サイズ調整オン」が使えないーっ!


仕様3はエリア文字オプションの「自動サイズ調整」
03
が使えればいいのですが、使えないーっ!たしかアクションでもそうでした…。



環境設定>テキスト>新規エリア文字の自動サイズ調整
14
をオンにしていても、スクリプトやアクションでは見てくれないようです。

そこで超マジメに計算しています(ふ、フツーすか?)

高さ=(行数-1)×行送り+文字サイズ

という「ああDTPエキスパートでやったなぁ^ ^;;」としみじみ思い出す計算式でお送りしています。


■コピーはどこからでもよいの?


<注意>
(1)コピーはどのアプリケーションでもよいの?

むー、このスクリプトでどのあたりまでプレーンテキストとして扱えるかは不明ですが、テキストエディタなら安全です。htmlもメールも大丈夫、Illustrator上のテキストでもOKでした。さすがに全世界のアプリケーションを試すわけにはいきませんので、テキストエディタ推奨です(笑)
エクセルからの直接コピーはだめでしたが、セルの中で選択した文字列はOKでした。

まとめると「テキストエディタ経由が無難」でございます(笑)


(2)好みの標準文字スタイル、段落文字スタイルにしたい場合

最初からお好みの標準文字スタイル、標準段落スタイルにしたい場合は、

・ウィンドウ>書式>文字スタイルパネル
・ウィンドウ>書式>段落スタイルパネル

で変更してください。

ただし!

制作の途中でここを変更すると、意識せずに使っていた標準文字スタイル、標準段落スタイルのイラストレーター内のテキストが一斉に変更されてしまいます!困ったことにこれは元に戻せません。何度泣いたことか…。

ちなみに、ドキュメント間で異なる標準文字スタイルをドキュメント間でコピーするのもキケンです。

文字スタイル、段落スタイルなんてまーったく気にしてませんが、じゃあどうなってるかというと、

標準文字スタイル+

になっている。つまり「ぜーんぶオーバーライドでどんぶり勘定!」になっております。


もちろん文字スタイルを完璧に使いこなしておられる方は、全く問題ありません。


話がそれましたが、標準文字スタイル、標準段落スタイルを変更する場合は、
・制作に入る前に行うか
・専用ドキュメントプロファイルを準備しておき、そこから新規作成する

ことをおすすめいたします。



■カスタマイズのキモっ!


さて、今回のカスタマイズのキモは2点。
 
(1)エリア文字の幅を変更する

仕様3のエリア文字の幅は80ミリ固定は、スクリプト22行目の
W1 = 80/ptEQ 

を変更してください。100ミリにしたい場合は、
W1 = 100/ptEQ 
 
です。 

(2)選択オブジェクトからのアキを変更する

仕様5のアキ3ミリ固定は、スクリプト9行目の
AKI = 3/ptEQ

を変更してください。2ミリにしたい場合は、
AKI = 2/ptEQ

とすればOKです。


お役に立てれば幸いです!ではでは出羽の海。


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