■はやさを追求するのはうまくなりたいから。

おつかれさまです。GOROLIB DESIGNです。

このブログのメインテーマ「はやさはちから」ですが、何故に「はやさ」にこだわるのかと、たま〜にマジメに聞かれます。

なんでってさあ、だってそんなの

はやいほうがいいに決まってるじゃ〜ん!

などというスチャラカな回答がゆるされない面持ちで質問されるので、もちろんそんな答えはできませんが…。


改めて聞かれるとたいへん疲弊する問題なので、ちょっとマジメに考えをまとめます。以降、問われた場合はこの記事をご案内することにします。


■うまくて、やすくて、はやいか?


まず品質管理の概念で「QCD」というのがあります。

左からクオリティ、コスト、デリバリー(貴兄も大好きなあっちのほうじゃないです。納期、つまり早さです)の略称です。

むずかしい話はきらいなので、誤解をおそれずに言い切ると(いつもおそれてなくてすみません)、

「うまい、やすい、はやい」

です。そう牛丼一筋80年です(古っ)。「うまい、やすい、はやい」ものはそれだけで価値があるのです。

わたしは語りが冗長なくせに重複がいやなので、まとめますとデザイン稼業に至っては「はやければやすい」と言えます。なんせ人件費が主ですからね。仕入れとかないし(笑)。はやければそれだけ人件費がかからないのでやすいと言えます。

というわけで「うまい、はやい」に絞られました。


■心の声をいかに丁寧に聴いたか


さてここで「うまい」とは何か考えます。まぁデザインの出来がいいことですわね。

もうちょっと具体的に言うと、こんな浅〜い経験でたいへん僭越なのですが、デザインがうまいとは

「心の声をいかに丁寧に聴いたか」

だと考えています。そう、あの制作中に聞こえる心の声です。

・揃ってなくね?
・文字デカくね?
・文字離れすぎじゃね?
・色使いすぎじゃね?
・線が細すぎじゃね?
…等々。

もっと経験の浅いころは、聞こえないふりしてました。だって納期に間に合わないから。恥ずかしい話「やり方がわからない」こともありました…。

いくらでも時間があればいいのですが、こちとら商業デザイナーです。クライアント様がいて、予算も納期もある仕事です。時間には限りがあります。

だからひとつひとつの工程が早くなれば、心の声に応える時間も増えるのです。

心の声が聞こえたときに、いかにサクッと応えられるかが、うまさへのカギだと思っています。

そのために、はやさを追求しています。はやさを追求するのはうまくなりたいからです。

※あ!あともう一個あった。はやければスケジューリングが不要になるのです!でもこの話は長くなるのでいずれ…。


イジョオ!(厚切り風)


→やっぱりふざけているから、この記事はクライアント様には見せられないッス…(笑)


ではでは出羽の海。