■キー入力の値をサクッと変更するスクリプトです
おつかれさまです。GOROLIB DESIGNです。
イラストレーターでの制作中は、環境設定にてキー入力の値をなかなかの頻度で変更します。
なんでそんなことするかと言えば、オブジェクトはカーソルキー(矢印キーのこと。恥ずかしながら最近知りました…)で移動やコピーしたほうが早いからです。
参考:イラストレーター 早く 移動!数値移動を根底から見直す(キー入力の超絶レスポンス)
■ほんとに何度も変更しています
この項目は環境設定(ショートカットはコマンド+K)の最初の項目なので、とても変更はしやすいのですが、私の場合はあまりにも頻繁に変更するので、そろそろ面倒になってきました…。
例えばDTP作業ですとミリ設定にて、
・0.1ミリ
・0.25ミリ
・0.5ミリ
・1ミリ
と、これらの値をしょっちゅう行き来しています。
制作スタート時は1ミリで大きく動かすことが多く、完成間近には0.1ミリで微調整していることが多いのです。ただ「徐々に振り幅が小さくなる」わけではなく、結構ランダムに変更しているので都度変更するのが面倒なのです。
面倒くさがりも極まってきた気がしますが、下記のスクリプトを作成しました。
それぞれダウンロードにてお願いいたします。
キー入力の値を2倍にするスクリプト
Gorolib_cursorKeyLengthUP.jsx
キー入力の値を半分にするスクリプト
Gorolib_cursorKeyLengthDOWN.jsx
このスクリプトをものかのさん謹製のツールであるSPAiにてショートカット割り当てをします。
http://tama-san.com/spai/
ちなみに私のSPAiの設定はこんなです…。スーパーヘビーローテです。

■半分にするほうには下限値があります
例えば私の設定では
シフト+オプション+コマンド+8を押すと、キー入力の値が半分に
シフト+オプション+コマンド+9を押すと、キー入力の値が2倍に
なります。
いつもどおり、アラートもメッセージも何も出ませんのであしからず。裏でコソッと変更されます(笑)
なお、半分にする方(Gorolib_cursorKeyLengthDOWN.jsx)は線幅を減らすスクリプトと同じく限界値を設けたほうがよさそうだったので、
参考:Illustratorで線幅をサクサク変えるスクリプトができました!Webの方もぜひどうぞ!
「角丸の半径」を下回ったら強制的に「角丸の半径」にする仕様です。「角丸の半径」は今回の処理には全く関係ないのですが、なんだか使ってない項目なのでここを利用します。
※スクリプト内部で固定処理すると(0.1ミリになったとき…とか)単位変換の関係でいろいろと面倒なのです。何か参照値があったほうがやりやすい。
※スクリプト内部で固定処理すると(0.1ミリになったとき…とか)単位変換の関係でいろいろと面倒なのです。何か参照値があったほうがやりやすい。
サンプルの場合は、半分、半分にしていって、0.25ミリを下回ったら、強制的に0.25ミリになります。それ以下にはなりません。
そうすると「今がどういう状態」かわからなくても、多めにDOWNを連打すれば0.25ミリになってますし、1回UPで0.5ミリ、もう1回UPで1ミリと、非常に私に都合よくできております(笑)
そうすると「今がどういう状態」かわからなくても、多めにDOWNを連打すれば0.25ミリになってますし、1回UPで0.5ミリ、もう1回UPで1ミリと、非常に私に都合よくできております(笑)
Webの方は角丸の半径を1pxにしておけば、2倍にしても半分にしても整数値のままなので安心です。
どうぞご利用くださいませ。ではでは出羽の海。
(追記160130)角丸の半径を0.1にすると最小値0.1まで下がりますが、倍にしていくときに0.2、0.4、0.6、0.8、1.6…となってしまい、使い勝手がいまひとつです^_^;
(追記160131)ちなみにキー入力の値を0.1に、角丸の半径を0.25にしてDOWNを起動するとキー入力の値は0.25になり逆転現象が起こりますが、これをリセットととらえると非常に使い勝手が良いです(完全手前みそ。(笑)
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