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■いかに1回で済ませるかが勝負です!

おつかれさまです。GOROLIB DESIGNです。


今回は地図の描き方です。最初に申し上げますが地図には逃げ道がありません…。真面目に真面目に描くしかありません。


サラっとできて当たり前。その上ヘタだとはっきりわかってしまうという…。また修正するにも時間がかかる。地図はやっかりなものです。


イラストレーターで地図を描く場合は、もうがっぷり四つで行くしかありません。


※Webの方はGoogleマップが登場してよかったですね…。直リンクできて拡大縮小も可能、なんならストリートビューがついて、描画が不要になりました。


まぁ、バーチャルな感じが発達してDTPもそうなるのかもしれませんが、まだ地図仕事は残っていますので、当分はがっつりやりましょう。


ただしそれでも「サクッといかせるコツ」はありますのでご提案いたします。


そのコツはわたしの思うところでは以下のふたつです。


(1)地図は最後の最後に描く

(2)表現方法をひとつ決めておく



(1)地図は最後の最後に描く

ひとつ目のコツは地図は最後の最後に描くということです。あらゆる版下において地図は最後の最後に描きます。

地図は初版の制作も大変ですが、添字の文字サイズも含めて(あまり小さいと見えませんし、大きいとおマヌケなため)修正が大変なのです。実は時間のかかる元凶はここにあります。

できれば1回で仕上げたい…。

幸いなことに近年はGoogleマップがありますので、大仰な地図を入手しなくとも、ざっくりした配置はGoogleマップのハードコピー(仮配置)で進めることができます。
23のコピー

例えばフライヤー。

地図は最後の最後までしわ寄せがきます。だんだん小さくなったり、タテヨコ比が変わったり…。なんなら「地図なしでいいや」なんてこともあります!おお怖!


そのため最後の最後まで地図には手をつけてはいけません。


もうこのレイアウトで決まり、動きようがない、というところで時間をいただいて仕上げます。

その際、だいたいの地図のトリミングはGoogleマップからラフ案で配置しておきます。

だいたい下記が入るようにGoogleマップをトリミングします。

・目的地
・最寄駅、最寄りバス停
・国道、交差点名、
・高速道路名・出口名
・デカイ建物

このあたりに決まりはありません。

地図とは要は「たどり着ければよい」のです。いくら細かくて正確でもたどりつけなければ意味をなしません。

土地勘がない場合は(ほとんどそうですが)、最初から上記の目標物が入るようにGoogleマップをトリミングし、仮配置してクライアント様に確認したほうがよいです。

クライアント様はその土地のベテランですから(そこで営業されているのですから)過不足はひとめでわかります。

ラフ案の段階で範囲やタテヨコ比なども決めておきます。ただし最後の最後まで描いてはいけません。あくまでGoogleマップの仮画像でいきます。
(もちろん、最後の最後に地図を制作するということは事前にお知らせしておきます)


(2)表現方法をひとつ決めておく

ふたつ目のコツは表現方法をひとつ決めておくことです。

ほっそい線ばかりで仕上げた地図や、はじっこが丸くなった道路で仕上げたもの、はたまたクレヨンで描いたような地図などさまざまありますが、基本は

正式地図の簡略版

であり、これに勝るものはありません。

で、地図の表現方法は自分の中でひとつ決めておくことをオススメします。クライアント様から指定がない場合はこれで行けますので…。

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・目的地は四角のスミベタ
・地面は淡いグレーで道路は白
・建物や高架の高速道路は濃いグレー
・線路は黒(JRはシマシマ)
・地下鉄および地下の道路は点線

などとして、自分の中で決めておきます。最後はラフレイアウトどおりの四角形でクリッピングマスクをかければ完成です。
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こうすると制作にブレがないのです。ちなみに基本的にグレースケールで描きます(それも迷いがないので)

なお道路の広さも3段階くらいでいいと思います。

これは版下内のフォントサイズと同じで、少々大きい、少々小さい文字サイズが混同しているとビューティフォーではありませんので、視覚的にも3段階が美しいです。

またできればペンツールを曲線ツールで代替できるとベターでごわす。どうしてもペンツールって気合いが必要で息も止めるし「うっ!」となって手が止まる。

その点、曲線ツールは点をクリックしていくだけなので、お気楽権左衛門(だれだそりゃ)。

曲線ツールも研究してみましたので参照くださいませ。

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以上がなるべくムダなくDTPで地図を描くわたしなりのコツでございます。ご参考になれば幸いです。


そのうちチラシにスマホをかざすと地図が出てくるようになればいいですなぁ…


ではまた!